上場会社向けナビゲーションシステム >コーポレート・ガバナンス >コーポレートガバナンス・コード >コーポレートガバナンス・コードの補充原則4-11①において、独立社外取締役には、他社での経営経験を有するものを含めるべきとされていますが、「他社での経営経験」の有無の基準はどのように考えればよいですか。他社の社長経験者のみが「他社での経営経験」を有するのでしょうか。
FAQ コーポレートガバナンス・コードの補充原則4-11①において、独立社外取締役には、他社での経営経験を有するものを含めるべきとされていますが、「他社での経営経験」の有無の基準はどのように考えればよいですか。他社の社長経験者のみが「他社での経営経験」を有するのでしょうか。
- 質問
- コーポレートガバナンス・コードの補充原則4-11①において、独立社外取締役には、他社での経営経験を有するものを含めるべきとされていますが、「他社での経営経験」の有無の基準はどのように考えればよいですか。他社の社長経験者のみが「他社での経営経験」を有するのでしょうか。
- 回答
-
本補充原則の「独立社外取締役に他社での経営経験を有するものを含めるべき」との文言については、コード改訂に係るフォローアップ会議より「独立社外取締役は、企業が経営環境の変化を見通し、経営戦略に反映させる上でより重要な役割を果たすことが求められるため、他社での経営経験を有する者を含めることが肝要」と提言されたことを踏まえて新設されたものです。コードにおいて「他社での経営経験」の定義は定められていませんが、フォローアップ会議の提言では「CEO等の経験者に限られるという趣旨ではない」旨が示されています。なお、一般論として、「経営経験」は経営陣幹部の一員としての経験に着目しているものと考えられますが、本原則の趣旨に照らして適切な資質等を有する人物かどうかという観点から各社でご判断いただくことになるものと考えられます。
(2021年7月15日掲載)
- 管理番号 8357